Thursday, February 13, 2020 9:37 AM

和歌山で50代医師が感染 解熱剤飲み勤務

 和歌山県は13日、県内に住む50代の男性外科医が新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。肺炎を発症し入院している。外科医は同県湯浅町の済生会有田病院に勤務しており、1月31日に発熱、その後2日間は休んだものの、微熱が続く中、解熱剤を飲みながら3日間勤務した。

 県は院内で接触した人らのウイルス検査を進める。同じ外科の同僚医師1人と受診した患者3人にも肺炎の症状があるという。病院は新規の患者受け入れを停止。入院患者には院内にとどまってもらい、通院患者向けには接触者外来を設ける。

 県によると、外科医は今月8日にコンピューター断層撮影装置(CT)による検査で肺炎の症状が見られたため、10日に入院した。発熱前14日間の海外渡航歴はない。中国から来た人と接触があるかどうかは不明とした。(共同)