Friday, February 14, 2020 9:23 AM
新型肺炎、国内初の死者 神奈川80代女性渡航歴なし
新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)問題で厚生労働省は13日、ウイルスに感染した神奈川県在住の80代の日本人女性が死亡したと発表した。国内で死者が出たのは初めて。死亡後に感染が確認された。加藤勝信厚労相は記者会見し、感染経路は不明とした上で「最近の渡航歴はなく、国内で感染した可能性を踏まえ調査する」と述べた。「国内で流行しているという疫学的な情報は集まっていない」とも語った。
国内では軽症の患者が多いとされたが、高齢者などには深刻な感染症だと改めて浮き彫りとなった。最近は流行地域への滞在歴がなくても自治体の判断で検査を実施しており、今後も滞在歴のない感染者が見つかる可能性がある。
厚労省によると、女性は1月22日に倦怠感を認め、28日に医療機関を受診。2月1日に肺炎と診断され別の医療機関に入院した。6日ごろから呼吸状態が悪化し、13日に死亡した。12日に女性から採取した検体で検査を実施し、死亡後に陽性と確認された。(共同)
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