Wednesday, February 19, 2020 9:07 AM

1月訪日1.1%マイナス 中国人客は春節中20%減

 観光庁は19日、1月に日本を訪れた外国人旅行者は前年同月比1.1%減の266万1000人だったとの推計を発表した。前年割れは4カ月連続。昨夏以来の韓国人客の大幅減が引き続きマイナス要因となった。春節(旧正月)休暇中の中国人客は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で約20%減少した。

 1月トータルの中国人客は22.6%増の92万4800人と、1月として過去最多だった。昨年は2月からだった春節休暇が今年は1月中に始まり、中国政府が海外への団体旅行などを禁じるまでは渡航が活発だったことが影響した。

 田端浩長官は記者会見で、日中を結ぶ定期旅客便の運航が感染拡大前より約70%(約1160往復)減っていることを明らかにし「この影響が2月以降に出てくる」と指摘。減便がさらに拡大する可能性にも言及した。(共同)