Friday, February 21, 2020 9:23 AM

米、クルーズ旅行再考を 新型肺炎「下船制限も」

 【ワシントン共同】米国務省は20日、新型コロナウイルスに関する渡航情報を更新し、東アジアとアジア太平洋地域でのクルーズ船による旅行を「再考すべきだ」とホームページで米国民に勧告した。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で感染が広がったことを踏まえた対応。

 国務省は、各国が感染拡大を防ぐ措置を強化しているため、クルーズ船からの下船が制限される可能性があると指摘。「米政府は最近数週間で数百人を避難させることができたが、地元政府に検疫を求められる可能性があるため、帰国便を頼りにすべきではない」と注意を求めた。

 国務省は日本に関する渡航情報で危険度を4段階のうち最も低いレベルにしている。米疾病対策センター(CDC)は19日、日本を旅行する人に「注意」を求める渡航情報を出した。