Monday, February 24, 2020 8:36 AM

EV用電池のニッケル使用量、19年は39%増

 2019年に電動乗用車の電池に使われたニッケルの量は5万9271トンに上り、前年から39%増加した。

 グリーンカー・コングレスによると、この数字はレアアース業界調査アダマス・インテリジェンス(Adamas Intelligence)のウェブベースの統計「EV Battery Capacity and Battery Metals Tracker」が基になっている。

 電動車のタイプ別では、完全電気自動車(EV)が全体の76%と最も多くのニッケルを使用しており、前年の71%から拡大した。一方、プラグインハイブリッド車(PHV)は5%から4%に、ハイブリッド車(HV)は24%から20%に縮小した。

 国別(対象95カ国)では、中国が全体の38%に相当する2万2297トンを使用、米国(22%)、日本(9%)、オランダ(4%)、ドイツ(4%)と続いた。中国では、19年の電動乗用車販売台数は前年比5%増にとどまったが、電動車に使われたニッケルの量は56%も増加した。容量の大きい電池を搭載した航続距離の長いEVを好む消費者が増えていることや、メーカーがニッケル含有量の多い電池組成に引き続き移行していることなどが要因になっている。

 世界で販売された電動乗用車1台当たりのニッケル使用量は、平均12.9キロ(硫酸ニッケル58.6キロに相当)で、前年から28%増加した。