Friday, February 28, 2020 9:58 AM

訪日宿泊、20県前年割れ 19年1億人突破も韓国減少

 2019年に国内のホテルや旅館に泊まった外国人旅行者数は、韓国人客減少の影響が大きかった西日本を中心に20県で前年割れとなったことが28日、観光庁の宿泊旅行統計で分かった。宿泊者の総数は前年比7.6%増の延べ1億143万人(速報値)と、初めて1億人を超えた。関係悪化に伴う韓国人客の落ち込みを中国人客の増加が補った。ただ20年は新型肺炎の拡大で中国の減少も必至で、厳しい船出となっている。

 都道府県別では東京が最多の2474万人で、大阪1702万人、北海道856万人、京都797万人、沖縄601万人と続いた。伸び率は宮城、山形、静岡の3県が30%を超えた。

 前年割れは特に九州で目立ち、大分が18.1%減、佐賀と長崎はともに13.7%減となるなど、福岡以外は全てマイナスだった。(共同)