Monday, September 26, 2016 5:48 PM

医師30人で負傷者治療 アレッポ東部、病院も攻撃

 シリアの反体制派地域で活動する医師が26日、ジュネーブの国連欧州本部で記者会見し、激戦が続くシリア北部のアレッポ東部に残る医師は30人のみとなり、病院も攻撃される中、激増する負傷者を治療していると述べた、

 アブド・アラフマン・アロマー医師で「アレッポ東部では最近3日間で280人以上が殺害され、昨日は400人が負傷した。50人以上が子供だ」と指摘した。子供は8万5000人残るが、小児科医は2人しかいないという。

 医療機関も次々と攻撃されているといい、アレッポ東部でかろうじて稼働している病院は8施設。取り残された市民は30万人いるが、全ての医薬品が不足しており、燃料もあと1カ月分しかないとした。「攻撃を避け山の中や地下で医療活動を続けているが、そこも攻撃対象となっている」と非難した。(共同)