Monday, March 09, 2020 10:33 AM
ピークに備えた体制要請 患者数推計、一般病院活用
厚生労働省は9日、新型コロナウイルス感染症の発生がピークを迎えるのに備えて患者数を推計し、受け入れ医療機関を決めて入院できる病床数を増やすなど、医療の提供体制を見直すよう都道府県に6日付で要請したと発表した。現在対応している感染症指定医療機関だけでなく、一般病院にも外来診療や入院治療の対応が広げられる可能性が出てきた。
厚労省は、国内外の患者の増加割合や重症化率に基づき、流行ピーク時に1日に外来受診する患者数と入院治療が必要な患者数、重症患者の数を推計する式を提示。具体的な患者数は示さず、都道府県が推計式に基づいて必要な医療提供体制を整えるよう求めた。
総務省公表の2018年10月時点の人口推計に基づいて1日当たりの外来患者、入院患者、重症患者を推計式で計算すると、最も感染者が多い北海道では約1万8300人、約1万200人、約340人となった。(共同)
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