Tuesday, March 10, 2020 10:31 AM

羽田ターミナル29日刷新 第2増築で国際線発着

 羽田空港のターミナルビルを運営する日本空港ビルデングと東京国際空港ターミナルは10日、東京五輪・パラリンピックを控えた国際線増便に伴い、今月29日からターミナルを刷新すると発表した。国際線は第3ターミナル(14日に「国際線ターミナル」から改称)に集約されていたが、国内線専用で主に全日空が発着していた第2ターミナルでも発着する。

 これまで羽田で国内、国際線を乗り継ぐ場合、国内線の第1、第2と第3の間をバス移動する必要があったが、今後は第2だけでも可能になる。第2の国際線施設は第3同様、24時間オープンで、国際線到着と国内線出発は同じ2階。ビルを運営する両社は利便性が大幅に向上するとアピールしている。

 両社によると、第2では国際線就航のため地上5階、地下1階、延べ床面積6万6000平方メートルを増築し新たに飲食店など約30店舗が開業。地下1階にある鉄道の改札階でチェックインや手荷物の預け入れができる。一部の搭乗口は国内、国際を切り替えながら運用する。第3も増築し、昨年12月以降、搭乗橋の新設やチェックインカウンターの増設などを順次進めている。(共同)