Thursday, March 12, 2020 10:33 AM

バッジで「うつりません」 ぜんそく、花粉症対策人気

 「このセキうつりません」ー。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ぜんそくや花粉症があると知らせる缶バッジが人気を集めている。「電車内でせき込んだり、くしゃみをしたりすると白い目で見られる」と嘆く人が買い求めているといい、販売店は「悩んでいる人たちに届けたい」としている。

 川崎市中原区の雑貨店「エピリリ」は、「このセキうつりません ぜんそくマーク」「花粉症です」と記した缶バッジとキーホルダーを店頭やインターネットで販売している。マスクをしたパンダや女の子、涙を流すウサギなどの愛らしいイラスト入りだ。

 店主の牧野美和さん(38)が、ぜんそくで激しくせき込んだりすると誤解されるのではないかと懸念し、2月上旬に発売した。電車の乗客がせきをしたのを理由に非常ボタンが押されたとの報道の後は、ネットや電話で1日に1000件以上の注文が殺到したことも。友人の協力を得て制作と発送に追われている。(共同)