Monday, March 16, 2020 9:51 AM

米反発は「理不尽」と中国 新型コロナ「米軍関与」で

 【北京共同】中国外務省の耿爽副報道局長は16日の記者会見で、新型コロナウイルスを米軍が中国に持ち込んだ可能性があると同省の趙立堅副報道局長が主張したことに対する米側の反発を「理不尽だ」と批判した。

 耿氏は米国から抗議の申し入れがあったことを認め、「米国の高官や議員が中国を攻撃し、おとしめる発言をしていることに、その場で逆に(抗議の)申し入れをした」と話した。趙氏の発言の根拠には触れなかった。「両国は手を携えるべきだ」とも述べた。

 趙氏は12日、ツイッターで「米軍が感染症を湖北省武漢市に持ち込んだのかもしれない」と主張した。米メディアによると米国務省は13日、崔天凱駐米大使を呼んで抗議した。