Tuesday, March 17, 2020 10:06 AM

マイクロソフト・チームス、約2時間の機能不全

 新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、世界中で数億人単位の労働者が遠隔勤務または在宅勤務をするなか、マイクロソフト・チームス(Microsoft Teams)は、16日の協定世界時(Coordinated Universal Time=UTC)午前8時半ころから約2時間にわたって機能不全に陥った。

 マイクロソフト・チームスは、動画会議やチャット、ファイル保存、データ共有、アプリケーション統合といった機能を同梱したクラウド基盤の統合コミュニケーションおよびオンライン協業プラットフォームで、世界規模での在宅勤務者増加を受けて利用者数が激増している。

 テッククランチ誌によると、マイクロソフトは16日、「TM206544に関連した悪影響を受けたという報告がある」「現在、問題を調査中」とツイッターで説明した。

 在宅勤務によって前例のないほどの大人数のチームス利用者らが欧州で一気にログインしたことが原因とみられる。チームスの機能不全は、英国やフランス、ドイツを中心に欧州全域とニューヨーク、米西海岸の主要都市、米中西部の主要都市、米南部の主要都市に集中した。

 チームスは一部で復旧したが、再発の可能性は排除されていない。チームスは2月にも数時間の機能不全を起こしている。

https://techcrunch.com/2020/03/16/microsoft-teams-down/