Tuesday, March 17, 2020 10:20 AM

出発、ゴール式典は無観客 聖火リレー最初の3県

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は17日、今月26日に始まる福島と、栃木、群馬の3県の五輪聖火リレーでは、毎日の出発、ゴール地点で行う式典を縮小し、無観客で行うと発表した。沿道で密集が発生しないよう、応援の自粛も呼び掛ける。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ狙い。

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の元メンバーらが第1走者を務め、福島県のJヴィレッジ(楢葉町、広野町)で行われる聖火リレー全体の出発式も無観客とする。

 各地では地元の人々も出演する各種のステージプログラムも計画されていたが、これらも中止して記念撮影などにとどめる。武藤氏は東京都内で「断腸の思いだが、感染拡大につながらないよう配慮するのが一番大事」と理解を求めた。(共同)