Tuesday, September 27, 2016 1:06 PM

シリア軍、アレッポで進撃 反体制派地域を一部掌握

 シリアのアサド政権軍は27日、北部の激戦地アレッポ中心部で進撃し、反体制派の支配地域を一部、掌握した。国営シリア・アラブ通信などが伝えた。シリア人権監視団(英国)も、政権軍がアレッポ中心部の旧市街に進撃したと表明した。

 政権軍は22日、アレッポで反体制派が支配する東部地域への軍事作戦を再開したと発表。空爆を強化し、本格的な地上作戦に踏み切る構えも示している。政権軍当局者はAP通信に対し、アレッポ東部から反体制派を一掃するまで作戦を続けると述べた。

 反体制派を支援する米国と、政権軍の後ろ盾であるロシアの主導で12日に発効した停戦は崩壊状態に陥っている。(共同)