Thursday, March 19, 2020 10:27 AM
太陽の塔、有形文化財に 大阪万博のシンボル
国の文化審議会は19日、1970年大阪万博のシンボルで芸術家岡本太郎氏がデザインした「太陽の塔」(大阪府吹田市)や、世界的な建築家丹下健三氏が設計した「旧倉敷市庁舎」(岡山県倉敷市)など25都道府県の建造物133件を登録有形文化財にするよう萩生田光一文部科学相に答申した。夏ごろまでに答申通り告示される。
文化庁によると、岡本氏の作品が国の文化財に指定、登録されるのは初めて。高度経済成長期の大阪を象徴する建築が文化財として後世に引き継がれる。
太陽の塔は高さ約70メートルで、鉄筋コンクリートや鉄骨が混在した構造。外観に未来、現在、過去を象徴する「顔」があしらわれた斬新なデザインが特徴だ。「建設後50年を経過」という国の基準を今年満たし、大阪府が登録を求めていた。(共同)
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