Thursday, March 19, 2020 10:29 AM

「レッテル貼るな」 中国外相、米大統領けん制

 【北京共同】中国の王毅国務委員兼外相は18日、ロシアとオランダの外相と相次いで電話会談し、新型コロナウイルスを巡り「レッテルを貼る動き」があるとして「断固阻止すべきだ」と訴えた。ウイルスを「中国ウイルス」と呼んだトランプ大統領をけん制したとみられる。中国外務省が19日までに発表した。

 王氏は、オランダのブロック外相との会談でレッテル貼りは感染症と闘う国際社会の努力に反する行為だと指摘。「中国は感染症の情報を国際社会と共有し、各国が予防や抑え込みに取り組むための貴重な時間を稼いだ」と重ねて主張した。