Tuesday, September 27, 2016 5:52 PM

NY株反発、133ドル高 クリントン氏優勢で期待

 27日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比133.47ドル高の1万8228.30ドルで取引を終えた。前日の大統領選の候補者討論会で民主党のクリントン氏が優勢だったとの見方が広がり、政策の継続性が保たれるとの期待が買いを誘った。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は48.22ポイント高の5305.71だった。

 27日に発表された9月の消費者心理に関する米指標の内容が良かったことも買いを後押しした。ダウはほぼ全面高で取引を終えた。

 市場関係者は、共和党のトランプ氏が選挙に勝って外交と経済政策を抜本的に転換し、先行き不透明感から金融市場が混乱に陥ることを懸念している。しかし、26日の討論会でのトランプ氏は「司会者の質問にまともに答えておらず、お粗末でクリントン氏に勝てるとは思えない」(日系証券のアナリスト)とされ、市場ではトランプ氏への警戒感がひとまず後退した。(共同)