Monday, March 30, 2020 9:27 AM

加熱式たばこも規制対象 改正健康増進法が全面施行

 受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が4月1日、全面施行され、飲食店や職場、ホテルのロビーなど不特定多数の人が利用する施設が原則禁煙となる。急速に広まっている加熱式たばこも対象。悪質な違反者には罰則が科される。飲食できない喫煙専用室は設けることができる。

 最も受動喫煙しやすいとされる飲食店で取り組みが進むことで、禁煙化に弾みがつくと期待される。一方経過措置として、出資金が5000万円以下で客席面積100平方メートル以下の既存の小規模飲食店は当面の間、「喫煙可」などの標識を掲示すれば喫煙が認められるため、法律は「骨抜き」との批判もある。

 東京都では国の法律より厳しい受動喫煙防止条例が全面施行され、従業員を雇う店では店舗面積にかかわらず原則として屋内禁煙となる。(共同)