Monday, March 30, 2020 9:27 AM

相次ぐ値上げ、家計逆風 コロナ不況下で食品・金融

 新年度の4月1日から食品や金融サービス、レジャー施設の値上げに加え、レジ袋有料化などが相次ぎ、家庭の負担が増す。新型コロナウイルス流行に伴う不況入りが懸念され、収入の細る家計には厳しい逆風だ。改正健康増進法が全面施行され、新たに飲食店や職場、鉄道が原則禁煙になる。残業時間上限規制の対象が大企業から中小企業に広がるなど「働き方改革」も転機を迎える。

 物流費高騰などが響くのは家庭用食用油だ。日清オイリオグループは1日、J-オイルミルズは20日から、出荷価格を1キロ当たり20円以上高くする。1日には日本郵便が配送サービス「クリックポスト」の運賃を上げ、マルハニチロは不漁に伴いサンマの缶詰9品目を税抜き10円値上げする。

 東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの1日券は大人が700円高い8200円、中高生は400円高い6900円に。東京、京都、奈良、九州国立博物館の常設展料金も上がる。ただ大半の施設は新型コロナの影響で臨時休業が続く。(共同)