Thursday, April 02, 2020 10:53 AM

フェデラー、セリーナ落胆 ウィンブルドン中止

 1877年に第1回大会が開催され、テニスの四大大会で最も歴史があるウィンブルドン選手権が新型コロナウイルスの感染拡大で中止となることが1日、発表された。芝の聖地で大会が開催されなかったのは1915〜18年と40〜45年の2度の世界大戦期間のみで、中止は75年ぶり。ロジャー・フェデラー(スイス)ら優勝経験者が落胆を表明した。

 男子シングルスで8度の優勝を誇る38歳のフェデラーはツイッターに「落ち込んでいる。今の気持ちを表す画像はない」と投稿した。同い年で女子シングルスを7度制したセリーナ・ウィリアムズ(米国)もツイッターで「ショックを受けた」とつぶやいた。

 芝を得意とする2人のベテランは昨年はともに準優勝。四大大会の優勝回数を重ねる可能性が最も高かった大会で、その舞台に立つチャンスを失われた形だ。(共同)