Wednesday, September 28, 2016 1:11 PM

アレッポで子ども96人死亡 ユニセフ、医薬品も不足

 国連児童基金(ユニセフ)は28日、激戦が続くシリア北部のアレッポ東部で23日以降、少なくとも96人の子どもが死亡し、223人が負傷したと発表した。

 現地では医師約30人が活動しているが、負傷者を治療するための医薬品や医療器具も不足しているという。ユニセフ当局者は「アレッポの子どもたちは悪夢の中に閉じ込められている。このような惨状はこれまでで最悪だ」と述べ、子どもへの攻撃は決して正当化できないと強調した。

 国連安全保障理事会は28日、紛争下の市民保護に関する討論会合を開催。国連の潘基文事務総長は会合でアレッポの状況について、虐殺の現場よりもひどいと非難した。(共同)