Thursday, September 29, 2016 10:05 AM
MRJの納期死守に期待 ANAなど発注企業
飛行試験のために米国に28日到着したMRJ(三菱リージョナルジェット)に対し、相次ぐ開発遅れで初号機納入が当初予定の2013年から18年半ばにずれ込んだANAホールディングスをはじめとする発注航空会社は受け取りを待ち望んでいる。
開発を進める三菱航空機(愛知県豊山町)は「納期がこれ以上遅れれば信頼を失う」(米国三菱航空機の山上正雄会長)として、納期死守のため環境が整った航空の本場、米国での飛行試験に懸ける。
「早くANAの色に塗って飛ばしたいというのが社員の一致した気持ちだ」と強調するのは全日本空輸の功刀秀記執行役員。ANAはキャンセル可能なオプション契約を含めて最大25機を注文。受領後は傘下のANAウイングス(東京)が愛知県の中部空港や、大阪(伊丹)空港などを発着する国内線で運航する方針だ。(共同)
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