Friday, April 24, 2020 10:30 AM
NY感染実態の深刻さ示す 抗体検査、慎重な見方も
【ニューヨーク共同】米国で最大の新型コロナウイルス感染被害が出ているニューヨーク州の抗体検査で、約14%が陽性となった。感染の実態が公式発表よりもはるかに深刻である可能性を示しているが、検査規模が小さいことなどから、結果には慎重な見方も根強い。
州当局は経済再開の是非を判断するには広範な検査実施が必要との立場。23日の記者会見で抗体検査の結果を発表したクオモ州知事は「検査数を増やす。データは(再開の)判断材料になる」と述べ、連邦政府とも連携しながら態勢を拡充する意向を示した。
14%の陽性率を州の人口に当てはめると、公式発表の10倍に当たる約270万人が感染している計算だ。最大都市ニューヨーク市に限ると、陽性率は約21%に達する。
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