Tuesday, April 28, 2020 10:37 AM

豪沈没船77年ぶり発見 旧日本軍が魚雷攻撃

 【シドニー共同】オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州政府は28日までに、第2次大戦中、旧日本軍の潜水艦から魚雷攻撃を受けて沈没したオーストラリアの貨物船「ウォロングバーⅡ」を77年ぶりに同州沖の海底で発見したと発表した。

 同州によると、ウォロングバーⅡは1943年4月29日、バターやベーコンなどを積んで航行中、旧日本軍の潜水艦「伊180」が発射した2発の魚雷が命中し数分で沈没。乗組員ら37人のうち32人が死亡した。

 バターなどは箱詰めされた状態で岸に流れ着き、食料が配給制の時代だったこともあり、地元住民の間でケーキ作りのブームが起きたという。