Tuesday, April 28, 2020 10:38 AM

第2波は欧州ウイルス起源 国立感染研がゲノム解析

 国内の新型コロナウイルス感染症は、中国・武漢から持ち込まれた第1波の感染拡大はほぼ終息し、今は欧州で流行しているウイルス株を起源とする第2波が広がっているとする研究結果を、国立感染症研究所が28日までに発表した。感染者から採取したウイルスのゲノム(全遺伝情報)配列のわずかな違いを解析した。

 チームは、国内患者562人の検体を集めて調査。海外で登録されている4511人分のデータと比較した。

 中国・武漢で発生したウイルス株は、1〜2月に日本に入り込み、各地でクラスター(感染者の集団)が報告されたが、既に封じ込めたとみられることが分かった。(共同)