Thursday, September 29, 2016 1:04 PM

12月の追加利上げ「適切」 フィラデルフィア連銀総裁

 フィラデルフィア連邦準備銀行のハーカー総裁は29日、ダブリンで記者団に「連邦準備制度理事会(FRB)が想定している通りに米経済が進めば、12月が追加利上げ判断に適切な時期だ」と述べた。ロイター通信が伝えた。

 9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げしても良かったとした上で、労働市場にどの程度の緩みが残っているのか、物価上昇率が目標の2%をいつ上回るのか、FRB内でも意見が分かれると説明した。

 利上げ判断に十分な数の経済指標の発表が12月までに予定されており、FRBの想定の範囲内であれば、適切な利上げ時期になるとしている。11月のFOMCに関しては「その時までに何があるか分からない」と述べ、利上げの可能性を排除すべきでないとの見方を示した。(共同)