Thursday, September 29, 2016 1:05 PM

シリア「新たな選択肢」も 米高官、情勢悪化で

 ブリンケン米国務副長官は29日、オバマ大統領が悪化するシリア情勢に関し、「新たな選択肢」も含めて今後の対応を検討するよう関係機関に指示したと明らかにした。上院外交委員会の公聴会で証言した。

 シリア情勢を巡っては、米国とロシアが合意した停戦が崩壊状態に陥り、一層の泥沼化が懸念されている。米政府はアサド政権と後ろ盾のロシアが北部アレッポで軍事攻撃を行い、情勢を悪化させていると非難し、米ロの対話は行き詰まりの様相を見せている。

 ブリンケン氏は「国連でのさらなる行動」も選択肢の一つとして「積極的に検討している」と述べた。(共同)