Thursday, September 29, 2016 6:02 PM

追加利上げ「急ぐことはない」 ミネアポリス連銀総裁

 ミネアポリス連邦準備銀行のカシュカリ総裁は29日、サウスダコタ州ラピッドシティーで講演し、物価上昇率が目標の2%を下回り、インフレ期待にも動きが乏しい中で追加利上げを「急ぐことはない」との見方を示した。

 米経済は依然として停滞気味だが、景気後退が間近に迫っているというしるしもないと指摘。仮に景気後退入りしても、連邦準備制度理事会(FRB)には対応手段が多く残っており、他の先進国の中央銀行のようにマイナス金利を導入することにはならないだろうと語った。

 また、FRBの政策運営に政治への配慮が入り込む余地は全くないとも述べた。(共同)