Thursday, May 14, 2020 10:30 AM

トランプ氏マイナス金利要求 FRBに連日の圧力

 【ワシントン共同】トランプ大統領は13日、新型コロナウイルスによる景気悪化を懸念し、米連邦準備制度理事会(FRB)にマイナス金利政策を再び要求した。12日にもツイッターでマイナス金利導入を要求。トランプ氏が求めていた事実上のゼロ金利政策の導入などを踏まえ、FRBのパウエル議長を「最も成長した男だ」と持ち上げつつ、連日のように圧力をかけた。

 13日に講演したパウエル氏は、景気悪化の長期化を回避するために追加策の検討を示唆したが、マイナス金利は「米国にとって魅力的な政策ではない」と否定的な姿勢を示している。

 トランプ氏はFRBによる市場への資金供給など危機対応策を念頭に「ここ数カ月、非常に良い仕事をした」と説明した。ただマイナス金利政策に消極的な姿勢は「同意できない」と難色を示し、日本や欧州が導入していることを挙げ「米国も実施すべきだ」と強調した。