Tuesday, June 02, 2020 10:45 AM

首都近郊に軍部隊待機 デモ激化、州兵派遣も要求

 【ワシントン共同】ミネソタ州の白人警官による黒人男性暴行死事件を巡るデモが首都ワシントンでも激化したのを受け、国防総省高官は1日、軍の治安要員や工兵からなる部隊が首都への派遣に備えて近郊に待機していると明らかにした。

 ワシントンでは既に約1200人の州兵が活動している。高官によると、情勢の悪化を受け、デラウェア、ニュージャージーなど5州に対し、最大800人の州兵を首都に派遣するよう求め、既に一部が首都に到着したという。

 高官は待機中の軍部隊の規模を明らかにしていないが、200〜250人との報道がある。米メディアによると、大統領は州知事の同意なしに原則として軍を各州に派遣することはできないが、ワシントンは知事のいない特別区のため派遣が可能という。