Wednesday, June 03, 2020 10:21 AM
コロナで倒産200件超に 社員は7000人、雇用に打撃
東京商工リサーチは3日、新型コロナウイルス関連の企業倒産件数(負債額1000万円以上)が同日正午時点の累計で204件になったと発表した。このうち数が判明している197件の正社員は合計で7702人に達した。全ての人が職を失うわけではないが、パートやアルバイトなど非正規の従業員も含めた雇用面への打撃は大きい。
関連倒産は2月末までは2件だったが、4月下旬に100件に拡大。その後も増勢は緩まず、6月3日に200件を上回った。政府の緊急事態宣言は全面解除されたものの、あらゆる業態の売り上げがコロナ拡大の前に戻るには時間を要するとみられ、今後も倒産が相次ぐとの見方が多い。
業種別では宿泊業が34件、飲食業が32件と拮抗。外出自粛や訪日外国人客の急減の影響が大きかった。アパレル関連(24件)や食品製造業(16件)も多い。上場企業はアパレル大手のレナウンのみで、他は全て中小、零細企業という。(共同)
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