Friday, June 05, 2020 10:01 AM

南米サッカー、先見えず 感染者増、プロ選手死者も

 新型コロナウイルスの感染拡大が峠を越えた欧州はサッカーの主要リーグも続々と再開が決まったが、感染者数が増加している南米は先の見通せない状況が続く。選手の感染が後を絶たず、プロサッカー選手では世界初とされる死者も出るなど深刻さは増す一方だ。

 ブラジルでは全国選手権の前に行われる州選手権が3月に中断。リオデジャネイロに本拠を置くボタフォゴに加入した本田圭佑は同15日のデビュー戦で得点したが、幸先のいいスタート切った途端に試合どころか練習もできなくなった。

 リオデジャネイロ州サッカー連盟は6月半ばを再開目標に設定し、5月下旬に選手らの検査を要請。申告のあった9クラブから44選手の感染が判明し、衝撃が走った。本田はSNS(会員制交流サイト)に「これでまた延期が長引くと思う」と投稿。ジムの閉鎖が続くためスーツケースを器具代わりに自宅ベランダでトレーニングする動画などで近況を報告した。(共同)