Monday, October 03, 2016 10:18 AM

法王、モスクで融和訴え アゼルで諸宗教代表と面会

 ローマ法王庁(バチカン)によると、法王フランシスコは2日、イスラム教徒が多数派のアゼルバイジャンの首都バクーを訪問し、アリエフ大統領らと会談した。地元のモスク(礼拝所)でイスラム教など諸宗教の代表らとも面会し、異なる民族や宗教が融和した平和な社会の構築を訴えた。

 法王は同日、旧ソ連カフカス地方のジョージア(グルジア)とアゼルバイジャンの3日間の歴訪を終えた。

 法王はモスクで、イスラム教やキリスト教、ユダヤ教などの代表らに「これ以上、神の名を使った暴力が行われることのないように」と訴え、神の名の下にテロや残虐行為を正当化する原理主義者や過激派を批判した。(共同)