Friday, June 19, 2020 9:24 AM

5月のCB景気先行指数、2.8%上昇

 調査会社カンファレンス・ボード(CB)が18日発表した2020年5月の景気先行総合指数(16年=100)は99.8となり、前月比2.8%上昇した。

 同社ウェブサイトによると、一致指数は1.1%上昇の95.3(前月は10.4%低下)、遅行指数は1.9%低下の111.4(同1.7%上昇)だった。

 同社のエコノミスト、アタマン・オジルディリム氏は「経済活動の再開に伴い、5月の先行指数は過去3カ月の急低下から部分的な回復を見せた。その3分の2は失業保険申請の状況改善によるもので、ほかにも労働市場や住宅着工許可数、株価の改善が指数の押し上げにつながった」と説明。一方で「製造業受注や消費者の景気見通しなどは依然として経済の軟化を示している」と指摘した。