Monday, October 03, 2016 10:20 AM

「規定速度」と運転士主張 NY郊外の列車事故

 ニューヨーク市郊外の東部ニュージャージー州で1人が死亡、114人が負傷する事故を起こした列車の運転士が、駅に進入した際、速度計は規定通りの時速10マイル(約16キロ)を示していたと主張していることが分かった。運輸安全委員会(NTSB)が2日、記者会見で明らかにした。

 クリスティー州知事は列車が規定速度を大幅に超過して駅に進入したと述べており、NTSBは実際の速度を慎重に調べる。運転士は衝突の瞬間について「記憶がなく、気が付いたら車両の床に倒れていた」と話したという。

 また、列車には速度やブレーキの操作状況を記録する装置が2台あり、NTSBがうち1台を回収して分析したところ作動していなかったことが判明。もう1台の回収を急ぎ記録を確認する。(共同)