Monday, June 22, 2020 10:19 AM
米露高官が軍備管理協議 新START延長が焦点
【モスクワ共同】米国とロシアは22日、ウィーンで軍備管理や戦略的安定に関する高官協議を行った。来年2月に期限が切れる、米露間で唯一残る核軍縮の枠組みである新戦略兵器削減条約(新START)の延長問題が最大の焦点となる。米露高官の軍備管理協議は1月中旬以来で約5カ月ぶり。
米国から軍備管理担当のビリングスリー大統領特使、ロシアからリャプコフ外務次官が参加。米国が招待した中国は参加せず、ビリングスリー氏は「北京は依然として急激な核増強を隠している」とツイッターで批判した。
新STARTを巡っては、ロシア側は失効すれば軍拡競争を抑制する手段がなくなるとして条約延長を呼び掛けてきたが、トランプ政権は中国を加えた新たな枠組みを主張。中国は米露間の軍備管理交渉に加わらない姿勢を堅持しており、膠着状態が続いている。
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