Tuesday, June 23, 2020 10:32 AM

アップル、Mac頭脳設計 脱インテル、製品間で連携

 【ニューヨーク共同】アップルは22日、パソコンの頭脳を担うプロセッサーを自社で設計し、年末までに発売する「Mac(マック)」に搭載する計画を発表した。インテル製から移行を進める。主力のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」向けは既に自社で設計しており、製品間で連携しやすくし競争力を強化する。

 新プロセッサーでは消費電力を抑え、処理能力を高める。高度な安全性を実現し、人工知能(AI)技術も活用しやすくなるという。移行期間は2年程度を見込む。

 プロセッサー移行によってアップルは、出荷台数が伸び悩むマックのてこ入れを図りたい考えだ。独自性を高め、マイクロソフト(MS)やグーグルの基本ソフト(OS)を組み込んだパソコンとの競争に臨む。