Monday, October 03, 2016 1:12 PM

オバマ政権の再審要求却下 移民改革で米最高裁

 ロイター通信によると、米連邦最高裁は3日、移民制度改革に関するオバマ政権の再審理の申し立てを退けた。大統領権限で不法移民に米国滞在の道を開くことを目指した改革だったが、改革の差し止めを命じた下級審の判断が維持される。 最高裁は判事9人で構成するが、2月に保守派の判事が死去。今年6月には、残る判事8人の判断が4対4で割れたため、改革の有効性について判断を示さず、制度改革は事実上頓挫した。 オバマ大統領は移民制度改革を政権のレガシー(政治的遺産)として重視しており、11月の大統領選でも争点の一つとなっている。(共同)