Monday, June 29, 2020 10:00 AM

つながる車のサイバー攻撃被害、19年はほぼ倍増

 2019年はコネクテッドカーに対するサイバー攻撃が前年から99%も増加したことが、英国のウェブメディア、ユースイッチ(Uswitch)の調査で分かった。

 コネクテッドカーに対するサイバー攻撃の頻度は、16〜19年に7倍に増えた。英国では登録された新車の67%がインターネットとつながっており、この率は26年までに100%に達すると予想されている。コネクテッドカーは、ドライバー、車両、乗員に関する情報を含む個人データを毎時最大25ギガバイト(GB)生成する。

 車で使われる先進技術が増える中、サイバーセキュリティーは今後最も大きな課題になる。主要な問題はキーレス窃盗で、これを許すと犯罪者はフォブ(リモコンキー)やキーを使うことなく車の施錠システムを攻撃し、車を盗めてしまう。車載アプリケーションの安全性が不十分で、車に弱点が生まれることも大きな問題だ。