Wednesday, July 01, 2020 10:39 AM
西岸一部併合へ本格議論 イスラエル、早期実現困難
【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ政権は1日、占領地ヨルダン川西岸の一部併合に向けた議論を本格化させた。トランプ政権が1月発表の新中東和平案で一部併合容認の方針を示したことを受け、ネタニヤフ首相は「歴史的な機会」と主張。ただ連立政権内で慎重な意見があるほか、米政権の「ゴーサイン」も出ず、早期実現は困難との見方が強まる。
パレスチナ自治政府は、東エルサレムを首都ととし西岸とガザ地区を領土とする独立国家樹立が悲願。イスラエルが西岸を一部併合すれば、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」は事実上不可能となりかねない。
5月に発足したイスラエル新政権の連立合意は、西岸の約3割に当たるユダヤ人入植地やヨルダン渓谷の併合に向けた法整備を7月1日から進めることができるとした。
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