Tuesday, October 04, 2016 10:41 AM

イスラムの村、偏見に対抗 NY州、信教の自由掲げ

 ニューヨーク州の山奥に、黒人のイスラム教徒らが信仰に忠実な生活を送る村がある。「テロリスト養成所」などと根拠のないレッテルを貼られ、襲撃の危険にさらされたこともあるが、周辺のキリスト教徒の支援も受けながら、「信教の自由」を訴える。

 「米国のイスラム教徒たちへの嫌がらせをやめろ」。同州デラウェア郡の村イスラムバーグ(通称)で今年5月、米国旗を手にしたイスラム教徒たちが声を張り上げた。

 「ジハード(聖戦)反対」を掲げる白人のバイク愛好家らが「自国育ちのジハード主義者への問題意識を高めるため」として村に詰め掛けるとの情報があり、抗議のため待ち受けていた。銃を携帯した警官が警戒する中、衝突などの混乱は起きなかった。(共同)