Tuesday, October 04, 2016 10:42 AM
日本0.5%成長に上げ 増税延期、経済対策で
国際通貨基金(IMF)は4日、最新の世界経済見通しを発表した。日本の実質国内総生産(GDP)の成長率予測を2016年が0.5%、17年が0.6%とし、7月時点からそれぞれ0.2ポイント、0.5ポイント引き上げた。消費税増税延期と16年度第2次補正予算案での経済対策が寄与すると見込んだが、景気の急回復は期待できないとみている。
IMFは日本経済について「消費税率10%への引き上げ延期や経済対策、日銀の追加金融緩和が個人消費を支え、最近の円高の悪影響を相殺する」と分析。ただ「人口減少が響き、中期見通しは弱いままだ」とし、景気低迷が続くと指摘した。
世界全体は16年が3.1%、17年が3.4%で、いずれも7月時点の予想を維持した。米国は引き下げた一方、日本に加えロシアやインドなど新興国の景気も想定より上向き、米国の下方修正の影響を打ち消すとした。(共同)
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