Wednesday, July 08, 2020 10:22 AM

FBと人権団体、平行線 広告停止巡り会談も不調

 【ニューヨーク共同】交流サイト大手フェイスブック(FB)の広告ボイコットを巡り、呼び掛けている人権団体とフェイスブックの間でヘイトスピーチ対策を巡る見解が平行線をたどり、着地点が見通しにくくなっている。団体は7日、ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)と会談したが不調に終わった。

 米メディアによると、会談はビデオ会議形式で1時間超行われた。団体側は会談後、FBがヘイトや偽情報の根絶に向けた具体的な行動を約束しなかったと批判。要求を深刻に受け止めるまでボイコットを拡大させる考えを示した。

 団体幹部は声明で「FBがまだ、利用者や広告主、社会全体に対し、責任を果たすことを拒んでいることに非常に失望している」と述べた。FBに対し、ヘイトや偽情報に関し、商品や規定を審査する公民権の専門知識を持つ幹部を雇うことなどを要求したという。