Wednesday, July 08, 2020 10:23 AM

米露軍縮交渉参加を否定 中国外務省局長

 【北京共同】中国外務省の傅聡軍縮局長は8日、トランプ政権が主張する米国、ロシアに中国も加えた軍縮交渉への参加を重ねて否定した。「もし米国が保有する核兵器を中国の水準にまで減らすなら、中国は喜んで参加するだろう。ただ実際にはそうならない」と述べた。北京市で記者団の取材に応じた。

 傅氏は中国の優先事項について、米露両国が来年2月に期限が切れる新戦略兵器削減条約(新START)を延長し、軍縮を進めることだと指摘した。

 一方、米国がアジア太平洋地域で地上発射型中距離ミサイルの配備を検討していることについては「中国の安全保障にとって重大な脅威だ」と訴えた。