Tuesday, October 04, 2016 10:43 AM

外国人労働者拡大を IMFが日本に注文

 国際通貨基金(IMF)は4日発表した経済見通しで、日本の成長率を引き上げるには構造改革が欠かせないとし、外国人労働者の受け入れ拡大をはじめ厳しい注文を突きつけた。消費税増税の延期や経済対策による景気浮揚効果は長続きしないとみているためだ。

 IMFは2016年の日本の成長率を0.5%に上方修正した。しかし、経済の実力を示す潜在成長率を「下回っている」とし、景気は低空飛行との見方を示した。

 その上で、景気が順調に拡大し、日銀が掲げる年2%の物価上昇を達成するには「包括的な対策」が必要だと強調。これまで日本に繰り返し求めてきた女性や高齢者の就業率の引き上げに加え、外国人労働者の受け入れ拡大にも踏み込んだ。(共同)