Tuesday, October 04, 2016 5:48 PM

米8大銀行が「遺言状」を公表 監督当局が内容検証へ

 米連邦準備制度理事会(FRB)と連邦預金保険公社(FDIC)は4日、シティグループなど8大金融持ち株会社が「遺言状」と呼ばれる経営破綻時の清算計画を公表したことを明らかにした。FRBとFDICは今後、内容の検証を進める。

 金融危機時の混乱を教訓に成立した金融規制改革法は、保有資産が500億ドル以上の金融持ち株会社に対して、破綻時の金融市場への影響を最小限に食い止めるための清算計画を事前提出するよう求めている。今年4月にはバンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴ、JPモルガン・チェースなど5行が計画の承認を得られず、10月までの再提出を指示されていた。(共同)