Tuesday, July 28, 2020 10:20 AM

大阪都構想の制度案了承 総務相が法定協会長に意見

 高市早苗総務相は28日、大阪市を廃止して特別区を設置する「大阪都構想」の制度案(協定書)を原案通り了承した。大都市地域特別区設置法に基づき、制度案を作成した市と大阪府の法定協議会から意見を求められていた。総務相の意向は31日に開かれる法定協会合で報告され、協定書は法的に最終確定する。

 法定協会長の今井豊府議(大阪維新の会幹事長)が28日、総務省で高原剛自治行政局長と面会。これまでの事前協議での修正結果などを踏まえ「特段の意見はない」とする総務相の意見書を受け取った。

 今井氏は面会後、記者団に「協定書は35回にわたる法定協の議論を経て作ったもの。今回の結果は非常にありがたい」と述べた。確定した協定書は31日の法定協で吉村洋文知事と松井一郎市長に渡され、8〜9月の府市両議会で審議される。(共同)