Thursday, July 30, 2020 10:25 AM

全労連が女性議長選出 ナショナルセンターで初

 全労連は30日、東京都内で定期大会を開き、2014年から3期6年務めた小田川義和議長(65)が勇退し、全日本教職員組合の小畑雅子委員長(61)を新議長に選出した。労働組合のナショナルセンター(全国中央組織)は全労連、連合、全国労働組合連絡協議会(全労協)の3団体あるが、女性がトップに就くのは初めて。定期大会は29日から開かれていた。

 小畑氏は大会後に記者会見し、ナショナルセンターのリーダーについて「もっと早く女性がなるべきで、じくじたる思いもあるが、これが普通になるような労働運動をつくりたい」と表明した。

 大会では全労連の組織人員が6月時点で前年比約2万3000人減の約99万4000人と、100万人を切ったことも報告された。全労連によると、1998年の約153万人がピークで、その後、減少が続いている。小畑氏は「働く人の要求を実現するため、労働組合を強く大きくしていくことが求められる」と訴えた。(共同)