Friday, July 31, 2020 10:24 AM

英、職場復帰で世論二分 8月から在宅奨励撤回

 【ロンドン共同】英政府は、国内の新型コロナウイルス感染拡大が落ち着いてきたとして、3月から掲げてきた「在宅勤務奨励」の方針を8月から撤回する。打撃を受けた経済を立て直すため職場復帰を促す狙いだが、慎重な意見も根強く世論は二分している。

 「クリスマスに間に合うよう国民の暮らしを正常に戻したい」。ジョンソン首相は17日、職場復帰の安全性を訴える一方、戻るかどうかの決断は各企業に委ねると説明、労使協議を促した。

 英紙によると、既にオフィスに戻ったのは労働人口の2割強だが、9月に6割近く、12月には約7割に達すると予想されている。