Tuesday, August 04, 2020 10:29 AM
うがい薬の使用呼び掛け 大阪知事、メーカー株高騰
 新型コロナウイルスの感染が拡大する大阪府の吉村洋文知事と松井一郎大阪市長が4日の記者会見で、市販のうがい薬を示し、発熱症状のある人らにうがいを呼び掛けた。これを受けメーカー株は高騰、商品は店頭から消えた。ただ援用した研究は感染者の唾液のウイルスが減ることを示唆するもので、感染拡大を防ぐ効果を直接示していない。専門家からは「呼び掛けは科学的でない」との批判も出た。
 会見には大阪はびきの医療センターの松山晃文次世代創薬創生センター長が同席。ホテル療養中の41人でポビドンヨードという成分を含むうがい薬を使った人の唾液をPCR検査すると、使わない人より陰性が多い傾向があったと発表した。ただ松山氏は、重症化や他人にうつすのを防ぐ効果は実証しておらず、既に体内に入ったウイルスにも効果は及ばないと説明。「さらに研究が必要だ」とした。
 ところが吉村知事は「うそみたいなホントの話をする」と切り出し、研究を紹介。「感染拡大を抑えていきたい」とイソジンうがい薬や明治うがい薬を示しながら、発熱者とその家族、接待を伴う飲食店の従業員、介護・医療従事者らに使用を呼び掛けた。唾液に含まれるウイルスが減れば、飛沫拡大を防げるとの筋立てだ。(共同)
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